実は悪いことばかりではない?!

前向きに捉えることができるかが大きな差となる

異動によって得られる介護職としての成長のチャンス

介護職の中での異動は、初めは戸惑いや不安がついてまわるかもしれないが、実は仕事の幅広さと成長のチャンスが隠れているものだ。

 

異動は、新しい施設や部署での勤務を意味する。

 

これにより、さまざまな症例やケアの方法に触れる機会が増えることになる。

 

新しい経験を積むことで、より幅広いケアのスキルを身につけることができ、それが成長への一歩となる。

 

 

異動は、新しい仲間と出会うチャンスでもある。

 

異なるバックグラウンドを持つ同僚たちと協力して働くことで、コミュニケーション力が磨かれていくだろう。

 

異動によって広がる人間関係は、職場での楽しさや協力関係の築き方を学ぶ手助けとなる。

 

 

さらに、異動は自身のキャリアに新たな展望をもたらす。

 

異なる職場での経験が、将来的なリーダーシップの可能性や新たな職務への挑戦に繋がることがある。

 

 

この他に、異動によって通勤時間や職場の雰囲気が変わることもある。

 

その結果、より快適な働きやすい環境が手に入ることもあるのだ。

 

そうなった場合、ワークライフバランスが向上し、日常生活の充実感も広がるだろう。

 

異動はチーム全体にも影響を与え、新しい仕事仲間との協力や連携が円滑に行われることで仕事の進行がスムーズになり、効果的なチームワークが築かれるきっかけになることもある。

 

初めは不安を伴うものかもしれないが、その中には成長のチャンスが詰まっている。

 

新しい環境での経験を通じて、介護職としてのスキルやキャリアを発展させることができるだろう。

介護職の人事異動は基本的に断れない

介護職で働く場合、日本では使用者側に人事異動について裁量があることを認められるので、人事異動を断ることができないのが現状だ。

 

介護施設も職員を採用する場合には、人事移動があることを前提で考えていて、そのことは労働契約書や就業規定に明記されていることが多い。

 

国は、あまりにもおかしなことでない限り、使用者と労働者の自由意思に基づく合意を尊重するので、労働契約書や就業規定にて人事異動があることが書かれていると、たとえ裁判しても負ける確率が高くなる。

 

逆にいうと、書面で人事異動の取り決めがされていない場合は、交渉の余地があるということだ。

 

どうしても人事異動に対応できない理由がある場合は、事業者と労働契約を結ぶときに、特定の施設でしか勤務しないという文言をいれた契約書を作成してもらうのがよい。

 

 

ただ、人事異動をするのは、労働者側にとってもメリットがあることだ。

 

たとえば、今まで有料老人ホーム勤務だった人が通所リハビリテーション勤務となると、今までよりリハビリに関する知識と技術が向上する傾向がある。

勤務場所を変えると、新しい職員や施設利用者そして地域住民と出会うことになり、人脈が広がるのもメリットだ。

 

今まで経験できなかった業務をさせてもらえたり、色々な人と出会うと人間的な魅力も上がることが期待できる。

 

介護施設の需要は高齢化が進む国内では高くなっているので、次々と新しい施設が作られているのが現状。

 

新しく完成された施設で、介護リーダーやユニットリーダーになることもあり、そうなると、権限が増えたり給料が上がったりすることが期待できる。

 

 

前向きに人事異動を捉えるためにも、このようなサイトで介護業界の人事異動を学んでいこう。